先日つぶやいた、このツイート。この考え方すると急にすごく楽になるのでシェアしました。
語学の勉強する時に、単語を何個覚えればいいかをはじめの段階で知っとくと、気持ち的にすごく楽なことに気づいた。英語は3000語、ドイツ語は5000くらいが目安らしい。ちなみに日本語はなんと10000語!僕らにできないわけがないっぽい
— 椿 進之介 (@tbski_berlin) July 20, 2017
語学学習って超果てしないモノだと思いがちですが、実はそうでもないぞ!っていうのが、ここで言いたいこと。 でもぼくにとって語学ってやっぱりちょっと辛いモノに違いないので、「戦略的に学んでいけばチョロいのでは!」とぼく自身が思いたいんです。なので少しでも語学学習が少しでもラクに思えるように、これ書いて自分に言い聞かせます。 最初に要点をすべて書いてしまいますが、
- 語学って必要最低語彙数を覚えれば、あとは使ってれば独り歩きしだす。
- そんでもって今の時代、◯語は最低◯単語必要という事実も、それを覚える教材も全部出揃ってる。
逆算して、とりあえずこのレベルまでいけることに気が付きました。語学ってホントに果てしないものだからマスターしようと思うと絶望してしまうけど、こう考えたらなんて楽なんだろうか。
その考え方は目からウロコですね!確かに私にもできるような気がしてきました。
— 伊藤タカシ (@thinkitlifehack) July 22, 2017
こんなコメントまでいただきました!うれしい。
Contents
必要最低語彙数とは
そもそも必要最低語彙数とはなんぞや、という人。 新聞とか雑誌とか、だいたいこれだけ知っておけば85%の情報がわかるよっていう指標です。本屋さんとかで売ってる単語帳とかって、新聞とかに使われてる単語を全部ピックアップして使われる順にまとめてくれてるんですね。 必要最低語彙数って言語によって違って、
- 英語は3000語
- ドイツ語は5000語
- イタリア語スペイン語フランス語とか、ラテン系の言語は1500とか2000語
- 日本語は10000語(!!!)
らしいです。これがわかればその言語の85%はわかるようになる。 それでもってこういう単語帳はどの言語でも日本の本屋でだいたい手にはいる。いい話だ。
必要最低語彙数を覚えて、その言語が独り歩きしだすまで
ただ、もちろん「必要最低語彙数」だけでは不十分なのは間違いないです。でもぼくの体感では必要語彙数ってかなりしっかり設定できてると思っています。だいたい英語なら3000語を覚えたあたりから、急に英文が読めるようになる感じがあって、この3000語が分かれば、わからない単語が文脈から予測できたりしてきます。ぼくはネット上の記事で英語を読むことが多いんですが、大学受験に向けてカンタンな単語帳を1冊覚えたあたりから、ネットの記事とか普通に読めるようになりました。でももちろんわからない単語はわからないので、こういうのを逐一、地道に覚えていけばいいわけです。ここまでやればあとは相当楽になります。これ普通に続けてけばメキメキ語学力もあがります。 なんていうか必要最低語彙数を覚えてきた辺りから、英語を英語で学ぶこともできるようになってくるのでかなり楽しくなります。
最初はやっぱり苦しいけど、語学を学ぶ上ではここだけは最低我慢しないといけません。 で、ぼくが一番言いたいのは語学学習をここで終わりにしている人が多すぎるということ。これだといつか忘れるだけです!もったいない!大学受験した人なんかは平気で英単語を5000語とか覚えたはずなので、すでに英語けっこう使えるレベルになっているのにもかかわらず、何時まで経っても「英語学習=机で参考書をやる」という思考が抜けていない人が多すぎて、いつの間にか英語忘れちゃった!みたいな人はいっぱいいると思う。受験が完全にそういうシステムだからね。
でも逆に、この最初さえがんばれば、英文を読む中で英語を覚えていくことができるし、英語を聞きながら英語を覚えていくこともできる。英語を話しながら覚えていくことだってできます。これホント楽しいです。そしてなによりこの段階まで来ると学習速度と効率がバカみたいあがります。騙されたと思ってここまでがんばってください。これは2言語で体感済みなので間違いないです。というか、そもそも僕らが日本語で本を読んだり、新しいことを学んだり、考えたり、議論できるのは、日本語に必要な最低語彙数が元にあるからでしょう。生まれたときはみんな何語も話せなかったわけで。
というか英語を受験勉強でやった人はすでに、このスタート地点にたっているはずです。もう机で参考書広げるのはやめたほうがいい。
日本人は英語が苦手?留学なしでも誰もが英語を話せるようになる理由と日本の英語教育について思うこと
ドイツ語の勉強は初級レベルまで頑張れば後はどんどん伸びるよって話
英語が何時まで経ってもできない理由
特にスピーキングは、早い段階で「英語で英語を学ぶ」、「英語を使う中で英語を覚えていく」っていうのをやらんといつまでたっても英語を話せるようにならないです。日本人が英語できないと言われているのと、実際にそういう人が多い理由って
- 「語学学習=机で参考書と向き合うこと」と思い込んでる
- 間違った英語を話すのが怖い
ほぼこの2つの考え方さえ改めればどうにかなります。というか実際に英語が超苦手だったぼくがそうだったんですが、この2つやめた途端、ふつうに英語使えるようになりました。残念ながらこれ、どの英語の先生も、英語を教えることに必死で教えてくれませんでした。
こんなことを書いているのは、いまぼくのドイツ語がそんな感じだからです。ドイツ語が苦手で仕方なかったのに、気づいたらドイツ語の文章がかなり読めるようになっていたし、さいきん少しづつではあるものの、聞いたり返せるようになってきたのを体感しているからです。この感じ、たぶんすぐ忘れてしまうのでシェアしておきたいのです。さすがに1年間ドイツに住めたので、このままだともったいないな、と思って今後のドイツ語学習の計画していたら、先にゴールがわかれば超楽じゃないかなって思って、この思考にたどり着いたわけです。
まぁでも正直な話をすると、ぼくのドイツ語は、現地でなんとか最低レベルを身に付けた感じなので、最初は我慢して机で勉強するということはほとんどできていません。だから必要最低語彙数の5000語なんて圧倒的に届いていないです。それでもある程度はドイツ語も話せるようになっているので、いかに机で参考書やることが語学学習の遠回りになっているのか実感しています。やっぱり語学なんてただの言葉なのでその言語で話してみるのが一番速いのは間違いない。
英語を全く話せなかった僕が勉強せずに使えるようになるまでやった事
日本語という世界一ムズい言語をすでに使えてるので自信を持とう!
そして一番知っておかなければいけないのは、我々が話す日本語の最低必要な単語数はなんと10000語(!)もあるということ。
世界一学習するのがムズいといわれている言語をすでに習得できてると考えたら、外国語なんてチョロく思えてきませんか。
これなのに「日本人は英語ができない」「英語が苦手だ」と嘆いて諦めてしまうのはただの甘えにしか思えなくなってきます。
日本で日本語で話す外国人がいることを考えると自分が情けなくなってきました… だって、日本語に必要な単語数の半分で英語かドイツ語が身につきます。しかも1日で覚えられる20数個しかないアルファベットで。漢字もないのに。
ちょっとぐらい我慢して、これをがんばらないのはもったいない。
そう自分に言い聞かせて、まだまだやらなければいけない英語、中途半端になってしまったドイツ語をぼくは今日も学習します。
【おまけ】これから語学やろうってなった人へ、ぼくが良いと思うもの・やってよかったと思うものをいくつか紹介
最後まで読んでくれた方へ。偉そうに書いてしまったけど、ぼくは語学学習ではかなり失敗してきてます。予定だとすでに英語もドイツ語もマスターしてるはずなんですけど、まだまだ先が見えないくらい程遠いです…苦しいながらいままでやってきたこととか、いまでも続けてられているもの、これいいなって思うものを最後にシェアさせて下さい。
iPhoneを使っているなら有料の辞書アプリはゼッタイ。
これぼくのなかでは一番重要です。辞書なのでそんなに安くないけど、こういうのに課金できない人はアウト。オンラインの無料の辞書で済ませばいいと思うかもしれないけど、いちばん大事な海外行ったときとかに限ってネット繋がってなかったりします。オフラインで利用できる辞書アプリは語学学習には必須です。電子辞書は重くてふだんから持ち運べないので論外。 ぼくは英語とドイツ語の辞書アプリ両方入れてます。毎日使ってる。 留学の際はドイツ語電子辞書よりも辞書アプリの方が100倍調子いい
単語帳を丸暗記
ぼくが英語を真剣に勉強し始めたのは高2あたりです。それまで適当に授業受けてました。受験でけっこう気合はいってたので、単語帳は2冊丸暗記しました。最初は我慢してひたすら暗記。結局これ黙ってできる人が一番強いです。最近できてないからこんな記事書いてるんですけどね。笑 英単語センター1800とかめちゃくちゃ易しいけど、中学レベルからやるにはよかったです。アプリもあったような。。
あった。 それと有名なターゲットですね。
これもアプリあり。
アプリでもガンガン単語を覚える
最近は単語帳よりアプリで覚えるのもありでは、と思っていろいろ漁って見た結果「Lingvist」というアプリに落ち着きました。単語学習だけに集中したいならかなり使い勝手が良いです。英語もドイツ語も5000語まで無料で学習できます。めちゃオススメ。
英語のスピーキングの壁を無くす方法・間違って恥ずかしいを無くす方法①英語圏へ1人旅(下準備するのとガイドブックとかネットに頼るの禁止)
とりあえず英語圏へ1人旅がオススメ。ぼくはニューヨーク1人でいったんですけど、準備とか下調べほぼやらなかったので、ホステルまでの乗り換えとか、道のりとか、チケットの買い方とか、全部ニューヨーカーに聞きました。人に聞かないとわからない状況と、英語しか伝わない環境を自分で作っちゃうのと、もう英語話すしかありません。これは今思うと恐ろしいけど、大学生のうちはこういう旅行するの超オススメ。
英語のスピーキングの壁を無くす方法・間違って恥ずかしいを無くす方法②DMM英会話でがんばる
これ、最近ぼくの中では超アツいです。ぼくみたいにいままで海外経験ない人がどうやって英語話せるようになったのか、海外在住の人のブログ読んでると、だいたいDMM英会話を利用してます。ぼくはひたすら英語で人に聞かないといけない状況に追い込んで、旅行しながら英語を話す壁をなくしたんですけど、オンライン英会話を利用するのも同じ構図です。ようは英語しか話せない環境を作れるか否か。英語を話すか話さないかはこれだけの違いだと思います。DMM英会話は1コマ124円らしいです…初回2回はなんと無料。旅行するより安くてカンタンにできるので、ぼくは帰国したら英語話す機会が減るのですぐ申し込みます。
日本語字幕と英字幕で1000本見てリスニング強化と発音矯正
大学生になって最初の半年間、友達ができなかったので、ずーっとhuluで海外ドラマ見てました。海外ドラマ自体そうとう面白いので全然飽きないのと、huluでもNetflixでも日本語字幕にも英字幕にも瞬時に変更できるのを上手く使わないのはもったいない。ぼーっと見るんじゃなくて英語の勉強でって思いながら見るだけでもいい。なんていい時代だ。
独り言は英語で
ぼくは風呂の中とか、1人のときは英語でぶつぶつ言ってます。恥ずかしがらずに発音良く!
辞書で単語を引くのはiPhoneの音声入力でやる
この使い方、最近発見したんですけど、めちゃくちゃ調子いいです。正しい発音しないと認識してくれないので、すごくいいトレーニング。辞書アプリで辞書引くのがめんどくさくて音声入力にしたのがきっかけです。慣れてくるとタイピングするよりも圧倒的に速いので一石二鳥。この使い方はオススメ。
ドイツ語のスピーキング
ぼくはドイツ語を「話す」ということに関しては日本にいた時にはやっていないのであまり良いアドバイスはできません。全然話せない状態できたので、最初は死ぬほど辛かったけど、現地の語学学校にいくのが一番かも。ぼくから言えるのは、ドイツ語学ぶならドイツへ行こう!ということ。 めちゃくちゃ長くなってしまった!読んでくれてありがとう!