英語を全く話せなかった僕が勉強せずに使えるようになるまでやった事

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英語が話せるとかっこいいですよね。でも難しくて諦めてしまう人が多すぎるように思います。

 

僕の意見としては、まずほとんどの日本人は少なくとも中学から高校までの6年間英語を勉強しているので、 英語が話せないなんて絶対にありえないと思っています。実際日本人は文法が得意といわれるように、ライティングとリーディングがかなりできます。これってすごいことだと思います。

 

英語は特に得意ではなかった

僕は英語の成績はけしてよくありませんでした。得意というわけでもなく、苦手でもないくらい。文法が好きだったのでリーディングやライティングはできるけど、リスニングはちょっと苦しくて、スピーキングは全くできないという典型的な日本人の英語でした。

 

ぼくは小さいときから、父がしょっちゅう海外出張をしていたので、英語を話せる人が身近にいて、父は常に憧れの存在でした。将来は自分も英語で仕事ができるくらいになりたいと思っていましたが、 気づけば大学生になっていて、英語を話せるようになる気配は全くありませんでした。

 

 

きっかけは友人といった海外旅行

大学生になって、友人に誘われロサンゼルスに旅行に行ったときに、自分の英語力の使えなさに愕然としたのを今でも覚えています。友人は帰国子女だったので、ホテルのチェックインからレストランの注文まで、なんなくこなしているのに対して、僕はついていくだけ。最初はありがたいなあ、なんて思っていましたが、何日も友人にすべて任せっきりの状態が続くと、全部やらせてしまって申し訳ない、と思うようになっていきました。結局その旅行は友人に任せっきりで終わってしまいました。友人に全てやらせてしまったというのが、なんとなくずっと引っかかっていて、帰りの飛行機で自分の英語はどうやったら使えるようになるんだろうか考えていました。

 

そこで、ふと疑問に思ったのが

 

中学高校と6年も英語をやってきたのに、なんで英語話せないんだろう

 

っていうことでした。よくよく考えれば、海外旅行をしていたので話そうと思えばいくらでも英語を話す機会はあったはず。そこで僕は気づきました。

 

英語が話せないんではなくて、英語を話そうとしていないだけ

 

ということに。もともと母言語ではない言語を使わずしてどうやって、習得するんだって話ですよね。僕らが日本語を不自由なく使えるのは、まぎれもなく毎日日本語を使ってきたからであって、使っていたらいつのまにか自然に話せるようになったって感覚に近いと思います。日本語を話せるようになるまで、勉強したって言う人は外国人以外誰もいないですよね。

 

何が言いたいかというと、英語を話せるようになりたかったら、とにかく使わないとダメだということです。帰りの飛行機でこれに気づけたのは、ぼくにとってはかなり衝撃的な出来事でした。

 

リベンジ!

旅行から帰国して早々、あまりにも 英語を使えなかったのが悔しかったのか、すぐに次の旅行を計画しました。今度こそは絶対英語をつかってやると必死になって、お金をためて2ヶ月後にはニューヨーク行きの航空券を予約しました。今回は誰の力も借りまいと1人で旅行にいくことにしました。

 

JFK空港に到着すると、ここからは全て自分の力でやっていくしかありませんでした。何も問題もなくいけばいいのですが、案の定はじめてきたところなので右も左も分からないという状態です。無理やり英語を話さないといけないという状況にすれば、英語を話すしかないだろうと思い、何も下調べせずに行きました。さっそく問題が次々と発生して、まず切符の買い方がわからない、地図がないのでホステルまでの行き方がわからないという状況でした。 誰も頼れる人もいないので、駅員や街の人を捕まえては、つたない英語を駆使して何とかホステルまでたどり着くことができました。

 

手応え

何も情報なしに自分の英語だけでホステルまでたどり着けたことはとても嬉しかったです。なによりも、自分の英語が使えるという感覚を強く感じることができました。それに加えて、空港からホステルまでに僕が使った英語は文法的にかなりぐちゃぐちゃだったし、かなりひどかったですが、相手はなんとなく僕の言いたいことを理解してくれて、僕が理解できるように簡単な英語で一生懸命説明してくれました。自分から英語をどんどん使っていけば英語を話せるようになるという手応えがつかめた気がしました。

 

ここで僕が思ったのは、英語が話せるというのは必ずしも、文法が完璧で発音が良くなくちゃいけない、っていうことは絶対にないということです。何よりもまず英語を話すという姿勢がないのが一番良くないと思います。どんなに文法ができて単語をたくさん知っていても、話す姿勢がなければ、その人は英語ができない同然だし、英語をいつまでたっても話せるようにならないと思います。

 

日本の受験英語

僕ら日本人がいつまでたっても英語を話せるようにならない理由は、大学受験のシステムのせいだと思います。大学受験の英語って、文法の知識と単語をいくら知っているかでほぼ決まってしまいます。運用力としての英語には全く興味がなく、知識としての英語にしか興味がない。だから僕らも知識としての英語しか学ばないし、それ以上を求めることもしなくなるんじゃないかなっていうのが僕の意見です。大学に入学しても知識としての英語でしか、英語を考えられないし、いくら勉強しても話せるようにならないのでどんどん英語が嫌になってくる。

 

でも日本の英語教育って悪いところばっかりじゃないと思います。高校までみっちり文法と単語をたくさん覚えさせられるので、読み書きはかなりできる。実際に僕がニューヨークではじめて英語を使ったときも、単語を結構覚えていたので、自然に単語が出てきたし、相手が言った言葉も何回も聞きなおせば理解できました。大学受験の英語って英語の本当に大事な基礎の部分なので、高校である程度英語を勉強していたら、英語が話せるようになるのって本当にすぐだと思います。日本の英語教育を完全に否定する人がたまにいるけど、日本の英語教育って僕ら日本人にとっては英語を使えるようになる一番効率的な方法だと、実際に感じました。

ちなみに受験期に僕は、有名なターゲットという単語帳でひたすら単語を覚えていました。実際にいま英語を話すときはこの時に覚えたものが95%以上を占めています。受験勉強で後々役に立つのって圧倒的に英単語だと思います。ターゲットがボロボロになるまで英単語はかなり集中的に覚えた記憶があります。

 

まず壁をなくす

ニューヨークで英語を使って以来、僕の中で英語を話す壁が完全になくなりました。文法なんて間違っていてもいいし、うまく表現できなくてもいい。あくまで言語はコミュニケーションツールなので伝わればいい。大学受験の中の完璧でなければいけない英語が僕の中で完全に吹っ切れて、やっと英語が独り立ちし始めた感じです。間違っていてもいいので、とにかく英語を積極的に使おうという姿勢に変わりました。一度壁がなくなると、英語が使えるようになるのはあっという間です。

 

間違っていても気にしない

英語を積極的に話すようになってから、たくさん失敗してきましたし、いっぱい恥ずかしい思いもしてきました。ニューヨークにあるFive Guysというトッピングを自由に選べるハンバーガー屋で、トッピングにお金がかかると勘違いした僕はトッピングなしで注文しました。するとバンズとパティしかない味のないハンバーガーが出てきたこともあるし、荷物を預けようとホステルのスタッフに場所を聞いた時、質問したはいいけど、相手が言っていることが理解できずに6回くらい聞き直して結局理解できずめんどくさそうな顔をして案内してもらったこともあります。僕ら日本人は英語が苦手と言われる理由として間違いを恐れているというのが、必ず言えると思います。でもそもそも英語が母国語でないので誰も完璧な英語なんて求めていないし、間違っていても使えればいいと思いませんか。しょっちゅう間違えて恥ずかしい思いをしていますが、間違いを恐れるってほんとにアホらしいとさえ感じるようになりました。だって通じるんだもん

 

学ぶ姿勢を忘れない

僕がニューヨークで使っていた英語は相当ひどかったというのは間違いないです。でもそれ以来英語を回数が圧倒的に増えて、その度にこれはなんて表現すればいいんだろう、これはなんて言えばいいんだって自分の英語の表現の狭さにぶちあたってきました。そのときは毎回辞書やインターネットですぐに調べるようにしています。これを繰り返していると、少しずつ自分の表現や言い回しが増えてきて、だんだん調べる回数が減ってきます。同時に日本語から英語に変換するという作業が少なくなってきて、英語を英語だけで考えられるようになっていきました。

旅行中はインターネットが使えないこともあるのでオフラインで使えるちゃんとした辞書アプリをスマートフォンに1ついれておくと最強。どこにいようが何時だろうが、自分のわからない表現や単語を調べられるのでかなり重宝します。僕はiPhoneのウィズダム英和・和英辞典 を利用しています。

◯◯へ行くにはどうやって行くのが早い?

とかこういう質問をしたいけど何て言えばいいかわからないときに、アプリの例文検索でたたき台を調べて、何度かボソボソ練習して実際に尋ねたりします。オンラインの辞書でもいいけど、旅行先とかだとオフラインで使えるもののほうが圧倒的に便利なので、いざというときに常に助けれてきた辞書でもあります。

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最初は旅行が一番英語を伸ばせる

ニューヨークで完全に感覚をつかめて以来、長期休暇のたびに海外旅行に行くようにしていました。英語圏への旅行だけにとどまらず、ヨーロッパにも何回も行きました。ヨーロッパは英語を母国語にしている人が少ないので、英語を外国語として話します。日本人にとって英語圏の人が話す英語より、外国語として英語を話す人のほうが英語でコミュニケーションをとりやすいような気がします。実際ニューヨーカーの話す英語は早くて難しかったので、何度も何度も聞き直していました。

 

旅行に行くときは必ずツアーなどの設定された旅行ではなく、無計画の旅行を常にするようにしていました。というのもツアーなどの旅行はトラブルに合う回数がかなり少ないので、旅行中に英語を話す機会が少ないからです。無計画の計画なら常にトラブルが発生して、その度に英語を話さないといけないので、英語を話す機会を持つというのに一番方法だと思います。なんでも旅行を繰り返していくと、最低限必要な表現が自然に身についていきました。ここで大事だと思うのは、英語を勉強するという感覚がまったくなく、英語が必要だから話すということだと思います。勉強しようと思って英語を学ぶと、多くの人がたいてい長続きしないし、一時的なものになってしまいます。でも旅行中に英語を積極的に使っていれば、必要最低限な表現を自分で会得できますし、自分が話した英語ってなかなか忘れません。なによりも旅行って楽しいので、それに合わせてちょっと英語を多めに使っているだけでいつのまにか話せるようになります。まさに一石二鳥。

 

ホステルを利用する

僕は旅行にしょっちゅう行っていたけど、とにかくお金がなかったので、常にホステルに宿泊していました。ホステルは最初こそ抵抗があるかもしれないけど、慣れてしまうとホテルよりもよく思えてきます。ホステルの一番いいところって、色々な国から来た旅行者と出会えることです。お互い旅行者なので情報共有ができるし、相手も一人旅だとお互い寂しいので、ご飯を一緒に食べに行くこともしょっちゅうあります。そうなると会話ができないと気まずくなってしまうので、必然的に英語が必要になってきます。英語を練習できるいい機会だと思い、ホステルに宿泊しては、暇そうな旅行者つかまえています。

 

まとめ

長くなりましたが、僕が英語を話せないと悩んでいた時期から、どのような経緯で英語を使えるようになったか書いてみました。僕は全く頭がいいわけでもないし、もともと英語が得意だったわけでもありません。友人と行った海外旅行でとてももどかしい思いをして、その時に英語が話せないんではなくて、英語を話そうとしていないだけということに気づきました。それ以来、とにかく旅行をしては英語を積極的に使うように努力してきました。あれから3年が経って現在は、英語でコミュニケーションを取ることに関しては特に苦労することもなくなりました。まだまだ学ぶことはあるけれど、あとは英語を利用しながら語彙と表現を増やしていくだけだと思っています。机上の勉強は高校まで散々やってきたので、もう必要ないと思っています。英語を話せるようになるまでには最低限、高校英語(もしくは中学英語でも行けるかも)までできれば本当にすぐ話せるようになると思います。

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