今回はベルリンでの超過激な年越しの様子を紹介したいと思います。
日本でしかお正月を過ごしたことがなかった僕にとっては、はじめて海外で過ごすお正月はとても刺激的なものでした。特にベルリンの年越しは他の都市と比べてもかなりワイルドな過ごし方のようです。
外から聞こえてくる爆発音
年末は休暇シーズンなので学校もなく、お店もしまっているところが多いので自室でのんびり過ごしていました。
すると外からばかデカい爆発音が聞こえてきます。
しかも1回だけじゃない5分おきに1回くらいのペースです。
またテロかなあ、、
ベルリンでのテロの直後ということもあって、正直ちょっと怖かった。
スーパーへ買い物へ行った時にさっきから聞こえる爆発音の正体が判明。
花火の音だったみたい。
年末は花火が解禁
普段は花火の使用が禁止されているドイツは、年末12月29日から大晦日までの間だけは花火の販売が解禁になるようです。
ドイツでは新年を迎えるにあたって花火を大量に打ち上げるのが習慣みたい。ベルリンのクリスマスはどこもお店もしまっていて、外に出歩いている人もほとんどいなかったんだけど、年末は外出しているがいつも以上に多く、どこを行っても人だかりができていました。
30日の夜辺りからフライングで花火を打ち上げる人も多く、夜中でも花火合戦。うるさくて寝れないくらい。
しかも日本のロケット花火とかに比べると火薬の量が異常に多く、馬鹿みたいに大きい音がします。日本で個人が扱えるレベルの花火じゃない。ただの爆発物にしか思えない。
大晦日になると街中のありとあらゆる場所から爆発音が聞こえてきます。
せっかくなので友人と年越しの雰囲気を味わいに行くことにしました。
向かったのはブランデンブルク門の近く、ウンター・デン・リンデン。到着したのはカウントダウンの1時間前だったけどすでに人だかり。
この有様である。
お分かり頂けただろうか。
よく見るとほぼ野郎しか写っていない。
どうやら美女は手持ち花火らしい。
なるほどなるほど。
煙に包まれたベルリン。
もう暴動じゃないかっていうくらい、そこらじゅうでバンバン鳴り響く爆発音。
一つ不思議だったのが花火に火をつけた本人が、見向きもせずにどこかに消えていくこと。見て楽しむというより、花火をつけることが楽しいのか、人をびっくりさせるのが楽しいのか
帰り道に歩きながら爆竹に火をつけてポイ捨てするおっさんらもいました。彼らは爆竹には見向きもせず僕だけキャーキャー悲鳴を上げているという謎の状況。
打ち合いをする人もいるみたいです。さすがに危なすぎる
毎年けが人や死亡者も出ているみたいです。ちょっとやりすぎな気もするな。
Bilanz der Silvesternacht: Tausende Einsätze für Polizei und Feuerwehr
掃除は誰がするの?
ゴミは放置の模様。
花火を大量に打ち上げるのはいいんだけど、そこらじゅうに使い終わった花火やビール瓶が散乱していました。誰一人ゴミを持ち帰らないみたい。どの道を通ってもゴミだらけでした。
でもちゃんと掃除する人たちがいるようです。
BSR(Berliner Stadtreinigungsbetriebe)というベルリン掃除部隊。600人がかりで掃除するようです。
600 BSR-Mitarbeiter räumten Berlins Böller-Dreck weg
まとめ
以上、ちょっとワイルドなベルリンの年越しの様子でした。ベルリンで大晦日を過ごすなら、花火無しでも十分楽しめるけど、絶対花火を買って参戦した方が数段楽しめると思います。
でも正直、僕はやっぱり家族と紅白を見ながら年越しそばを食べる年末が好きだな。