日本人は英語が苦手?留学なしでも誰もが英語を話せるようになる理由と日本の英語教育について思うこと

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日本人って英語が苦手ってよく言われますが、僕は絶対にそんなことはないと思っています。少なくとも中学高校で6年間英語を学んだならば、英語を話せる力は絶対にあるはず。ましてや大学受験で英語を勉強したなら、英語を話せないほうがおかしな話だと思う。にもかかわらず多くの人が英語で苦労しているのも事実で、僕の友達も英語を話せる人は多くありません。

 

実際に僕も大学受験で英語をしっかり勉強したにも関わらず、英語が全く話せない状態でした。

でも英語を話す機会を自分から多く持つことで、留学などは一切せずに英語が話せるようになりました。もちろん完璧な英語、帰国子女が話すような流暢とは言い難いけど、意思疎通にはほとんど困らないくらい話せます。

 

今こそベルリンに留学できているけど、これも英語を話すことにある程度自信を持てるようになったのがきっかけです。

 

高校までの勉強で英語の基礎を学んできたはずなのに、英語に苦手意識を感じて諦める人がちょっと多すぎるんじゃないかと思っています。高校までの基礎の勉強ができれば、あとは話す練習さえすれば誰だって英語で意思疎通が出来るようになると思うんです。むしろそれで英語が話せない方がおかしいとさえ感じます。

 

英語は話すのが実は一番簡単

英語に限らず言語の学習って「話す」のが間違いなく一番簡単だと思います。

 

というのも「話す」のって必ず相手がいるので表情や仕草とか、言葉以外の情報が多く、たとえ言葉がわからなくても、なんとなく相手が何をいっているのかとか、怒っているのか喜んでいるのかとかって人間なら誰でも理解できると思うんです。

 

それに対して、僕が高校まで教えられてきた英語の勉強って、徹底的に「読む・書く」が基本でした。でも読み書きって、机に向かって英文だけを相手にするものなので、文字以外から情報がほとんど得られません。だから単語の意味が一つわからなければ、文章は理解できないし、自分の知識以外に頼れるものもありません。

 

これってかなりレベルの高いことだと思うんです。

 

「話す」のとは全く逆で、「読む・書く」って英語の一番むずかしいことを日本の学校では教えているんだと思います。こういった英語の一番難しいことばっかり勉強してきたので、僕ら日本人が英語を苦手に感じるのは当たり前のことなのかもしれません。

 

この読み書き中心の勉強って、その人の知識量を点数で表すには一番効率がいい方法なんだと思います。だから知識量=点数でしか評価しない日本の大学受験のシステムには一番都合がいい。受験ということにだけ合理性を求めた結果なんじゃないかな。

 

日本の英語教育は将来英語を話せるようになることなんて、本当はどうでもよくて、受験のためだけにある

 

これが僕らが英語を話すのが苦手な理由だと思います。実際にヨーロッパでは将来英語を話すことを考慮した教育をしているので、イギリスしか英語圏の国がないにも関わらず、ほとんどの人が英語を話せる。どこに教育の焦点が当たっているかの違いだと思います。

 

残念ながら今の日本の英語教育は英語を将来話すことには興味がないので、僕ら日本人が英語を話せるようになりたくても、普通に過ごしていたら英語を話せるようになるのは難しいのかもしれません。でも自分からちょっとでも英語を使おうとさえすれば英語なんてすぐに話せるようになると思うんです。

 

でもほとんどの人がこれをやらない。多分どこかしらで英語でのコミュニケーションに難しさを覚えて英語を話すことを諦めてしまうのかなって思っています。

 

英語が話せるか話せないかは、英語を使おうとしたかしてないか、それだけの違いだと思っています。

 

6年間勉強したことの凄さ

だからって中学高校で6年間勉強してきた「読む・書く」が中心の英語は決して馬鹿にできませんでした。ほぼ毎日のようにあった英語の授業を6年間も続けてきただけあって、文法の基本はある程度は頭のなかに焼き付いていたし、基礎的な英単語はすでに覚えている状態なので、勉強せずともすでに英語を話す土台が出来上がっているからです。

 

中学高校の勉強で一番得た大きいものって6年間ほぼ毎日英語を継続できたことかもしれません。

 

語学で一番大切な日々の積み重ねが6年間もできていたなんて、自分でやろうとしてもなかなか簡単にできなるものじゃないです。これが学校に通えば自動的できていたと考えると、中学高校での英語学習の積み重ねの量ってハンパじゃなくらいすごいことだと思います。

 

だからこそ英語を使えないままにしてしまうのはあまりにもったいない気がします。

 

6年間も英語を勉強できていれば、英語を話せる土台はとっくに出来上がっていると思うんです。あとは英語を話すという壁を無くせるか無くせないか。

 

例えば

  1. 間違えるのが恥ずかしい。
  2. 英語で会話したときに相手の言っていることが聞き取れないのが怖い

 

という日本人にありがちな、こういう壁をなくすだけ。この壁さえなくなればあとはバカみたい英語を話せるようになります。僕も間違えるのが恥ずかしくて自分から英語を話すことがなかなかできませんでしたが、徐々にこの壁をなくそうと、ちょっと勇気をもって自分から英語を話す機会を増やしたことで英語を話すことへの壁は完全になくなりました。

 

僕は旅行で英語を話すことの壁をなくした

大学に入る前までは英語を話すこと・聞く事に苦手意識があり、話すことなんて到底ムリだと思っていました。でも中高の6年間プラス大学受験であれほど勉強をしたのに、英語が話せないなんて悔しすぎて、情けなくて、必死になって英語を話せるようになるにはどうしたらいいんだろうって真剣に考えたことが英語を話せるようになる大きなきっかけになりました。

英語を全く話せなかった僕が勉強せずに使えるようになるまでやった事

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英語を全く話せなかった僕が勉強せずに使えるようになるまでやった事

2016/12/20

勉強じゃなくて英語を使うということ

どうしたら話せるかなんて、考えていても仕方がないので、英語の勉強をもう1度ちゃんとしようと思っていたけど、大学受験のストレスに疲れ切って、もう机に向かって英語をごりごり勉強する気にもならず(正直めんどくさかった)勉強は極力せずに英語を話すことがをできないかということ真剣を考えました。

 

じゃあ勉強せずに英語を話すにはどうしたらいいんだろう

 

とりあえずいっぱい話してみたらいいと思い、英語を話す機会をどうしたら増やせるか考えてました。

 

考えてみたら英語を使う機会増やす手段っていくらでもあります。

 

  1. 英会話教室に通う
  2. オンライン英会話に通う
  3. 外国人の友達を増やす
  4. 英語が使える国に旅行にいく

 

など他にもたくさんあると思います。

 

英会話に通う事も考えましたが、英語を話すことだけが目的化してしまうのも嫌だったので、英会話は断念。大学に入ったら海外旅行をできるだけ多くしたいと考えていたので、旅行中に英語をいっぱい話すことを選びました。あくまで旅行が目的なので、おまけに英語を話す機会が増えるくらいの気持ちでした。

 

英語を話さなければいけない状態にした

海外旅行にいくときは常に1人で行くようにしていました。それに加えて余計な下調べはせずに、ガイドブックにもインターネットにも頼らないで、スマートフォンにいれた英語の辞書アプリを片手に、必要な情報は全て現地で手に入れようと、ホステルの予約だけという必要最低限の準備しかしないようにしていました。

 

インターネットもガイドブックもないので、手元には必要な情報がありませんでした。電車の乗り方がわからなければ、ホステルまでの道もわからない状態でした。でもそのときは僕もホステルまで無事に辿り着くことで必死だったので、どうにかして必要な情報を手に入れるしかありません。ウジウジしているわけにもいかず、必要な情報があれば、現地の人を捕まえて、つたない英語でもいいから、とにかく人に聞くしかありませんでした。

 

僕が下準備をしなかったのは、あえて手元からインターネットやガイドブックの情報を遮断して、人から聞くしかない=英語を話すという状況にしたかったからです。

 

英語を話さなければいけないという状況を自ら作り出しました。人間ってこうなると、案外なんでもできるような気がします。僕の場合はそれまでは英語を話すことにかなり苦手意識がありましたが、英語を話さなければホステルにも辿り着くことができなかったので、とにかく自分が納得の行くまで英語を話すことで必要な情報を得ました。ほんとにトラブルだらけでいっぱい英語を話したので、どんどん英語を話すことへの壁がなくなっていきました。旅行中のトラブルを全て英語を話すチャンスに変えること

 

自分が使った表現やフレーズを1つ1つ身につけていった

 

◯◯まではどうやっていくの?
切符はどうやって買うの?

 

とか何て言えばいいかわからなかったので、事前にiPhoneの辞書で似た例文を見つけて、ボソボソ一人で練習して、覚えたての英語で色んな人に尋ねまくりました。こういう時に常に僕の味方になってくれるのがiPhoneのオフラインでも利用可能な辞書アプリです。ウィズダム英和・和英辞典というものを利用しています。例文検索がかなり重宝しています。(スマートフォンならオンラインの辞書でもいいんだけどオフラインで利用可能な辞書ってどこでも辞書を引けるので本当に利用価値がある)

 

旅行のガイドブックを持たなかったのは「切符の買い方」「路線図」「地図」など必要な情報がすべて手元にあると英語を話す(話さなければいけない)機会を逃すことになると思ったからです。

 

こういう必要不可欠なフレーズを1つ1つ自分で使うことで少しずつ英語でできる表現を増やしていきました。机に向かっていくら勉強したとしても使わなければ忘れてしまうけど、実際に自分が使った英語って忘れません。自分が困ったとき場面や自分が体験したことがそのまま自分の英語として身につくので、必要な表現がどんどん身についていく感じがしました。

 

何度も旅行を繰り返していると、だいたい頻繁に使う表現を覚えてくるので、辞書を引かなくても自然に英語でものを言えるようになって、結果的にそれの積み重ねで僕は英語を話せるようになりました。

 

中学高校の英語の知識が8割くらい元になっていて、残りの2割が必要な時に辞書で引いた表現や単語です。あとはボソボソ一人で練習したくらいです。

 

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英語を話すという壁、完璧な英語を話せなんて誰もいってない

よく英語が話せない(話そうとしない)人が言うのは頭のなかで文章を組み立てるのに時間がかかって英語がすぐ出てこないということです。

 

僕はこれは間違っていると思う。間違えた時の恥ずかしさから逃れる言い訳にしか聞こえません。こういう人の多くが完璧な英語、文法が一つも間違っていない英語を話そうとして、間違えが怖いから結果的に英語を話せなくなっていると思う。

 

文法なんてグチャグチャでもいいじゃん、伝われば!普段喋っている日本語だって文法が全部正しいかどうかもあやしいのに、外国語でなぜ完璧を求めるの?なんで?伝わればいいじゃん!

 

僕の英語だって完璧には程遠いかもしれないけど、しっかり伝わってます。

 

多くの人が英語を話すことに完璧を求めすぎていると思う。間違えなんて自分が思うほど誰も気にしていないし、自意識過剰すぎると思う。むしろ間違えに気づいてちょっとずつ直していけばいいと思う。

 

完璧な英語が必要なのは、英語を専門としている職業の翻訳家とか通訳くらいだと思うんです。僕みたいな普通の学生、しかも外国語である英語を1つも間違えずに完璧に話すことなんて誰も期待してないよ。完璧な英語を期待してるのは受験だけ。英語は伝わればいい。

 

英語はセンスとかそんなの関係ない

某ハイスクールのCMで

「英語なんて言葉なんだ、やれば誰だってできるようになるぅ」

っていうのがありましたけど、本当にそうだと思います。僕らがいま何の苦労もなく日本語が話せるように、英語だってたくさん使っていけば自然にうまくなるに決まってます。

そもそも英語に得意も不得意もあるわけがないです。受験英語の点数だけで評価されるシステムのせいで、自分は英語が得意だ苦手だって勘違いしているだけだと思います。

 

 

もう机にむかうのはやめようよ

参考書を本屋で買ってひとりで黙々とやる独学が僕らは好きなのかもしれない。けど英語を話すのに関してはこれは効果なしだと思います。だって英語を話したいのに、机に向かっているんだよ。矛盾もいいところだと思う。話せるようになりたいんだったら英語話す人がいるところにいっていっぱい話さないと。英語がなにもわからない状態ならそれでも良いかもしれないけど、すでに6年間も机の上で英語勉強してきたんだよ。いったい、いつになったら英語話すの?なんで話さないの?

 

きつく書きましたが、これ大学入りたての頃のぼくです。

 

受験の影響で英語=勉強という感覚がまだ抜けず、英語が話せない=勉強不足と勘違いしていた頃の話です。6年間という十分すぎるほどの時間を英語に費やしてきたのに、英語を話さないままで終わるのはあまりにもったいない気がします。

 

机にむかうのはもう終わりにして、ちょっと勇気を振り絞って英語を話す機会を自分から作るだけで、だれでも話せるようになるよってことが言いたかったんです。

 

まとめ

多くの日本人が英語を話すことを苦手にしているということについて、自分の経験から絶対にそんなことはないと信じています。ただ日本の英語教育は、将来英語を話すことに興味が無いので、少し行動を自分から起こさないといけませんでした。それは机に座って勉強することではなくて、英語を話す機会を多く持つということでした。僕の場合は旅行で英語を話さなければいけないという状況を自ら設けることで、英語を話すことに完全に壁がなくなって、どんどん英語を使ってできることが多くなっていきました。旅行じゃなくても今はインターネットを利用したり、オンライン英会話など英語を話す機会を持つこと自体がかなり簡単にできるので、英語を話すことなんて誰にでもできることだと思うんです。

 

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